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【訪問に興味あるSTへ】実際どうなの?メリット・デメリットと後悔しない見極め方

「病院や施設でのリハビリもやりがいがあるけど、もっと一人ひとりの生活に寄り添った支援がしたいな…」
「最近よく聞く『訪問リハビリ』って、実際どんな働き方なんだろう?」
「自分のペースで働けそうだけど、一人で訪問するのはちょっと不安かも…」

言語聴覚士(ST)として働く中で、「訪問リハビリ」という働き方に興味を持ったことはありませんか? 在宅医療への関心が高まる中、利用者さんのご自宅に伺ってリハビリを提供する訪問STの役割は、ますます重要になっています。

病院や施設とは違い、利用者さんの「生活の場」に直接お邪魔して行うリハビリは、より個別性が高く、深い関わりができるという魅力がありますよね。「利用者さんの普段の暮らしを支えたい」という思いを持つあなたにとって、訪問STはとてもやりがいのある働き方に見えるかもしれません。

でも、実際に働くとなると、

「1日のスケジュールってどんな感じ?」
「移動時間とか、体力的にきつくないかな?」
「困った時、相談できる人はいるの?」
「お給料は本当に良いの?」

など、気になることや不安な点もたくさん出てくるのではないでしょうか。

この記事では、そんな訪問STに興味を持つあなたの疑問や不安にしっかりお答えします。訪問STの基本的な働き方から、具体的なメリット・デメリット、そして「自分にこの働き方が合っているのか?」を後悔なく見極めるためのポイントまで、詳しく解説していきます。

この記事を読めば、訪問STという働き方のリアルな姿が分かり、あなたがこの道に進むべきかどうかの判断材料がきっと見つかるはずです。さあ、一緒に訪問STの世界を覗いてみましょう!

目次

訪問STの働き方、まずは基本を知ろう

「訪問リハビリって、具体的にどんな仕事をするんだろう?」まずは、訪問STの基本的な働き方について理解を深めましょう。病院や施設での勤務経験しかない方にとっては、未知の世界かもしれませんね。1日の流れや訪問先、チームとの連携など、基本的な情報を知ることで、具体的なイメージが掴めるはずです。

病院や施設とは違う?訪問STの1日の流れ

訪問STの1日は、病院や施設での勤務とは少し異なります。一般的な流れを見てみましょう。

  • 朝:出勤・準備
    事業所に出勤し、その日の訪問スケジュールや利用者さんの情報(カルテ、前回のリハビリ内容など)を確認します。必要な物品(教材、血圧計、パルスオキシメーターなど)を準備し、訪問バッグに詰めます。
  • 午前:訪問リハビリ
    スケジュールに沿って、利用者さんのご自宅へ向かいます。移動手段は、車やバイク、電動自転車などが一般的です(事業所によって異なります)。1件あたりのリハビリ時間は40分?60分程度が多く、午前中に2?3件訪問することが多いでしょう。
  • 昼:昼食・記録・休憩
    事業所に戻って昼食をとったり、午前中のリハビリ記録を作成したりします。次の訪問までの間に、他のスタッフと情報交換をすることもあります。外回りが多い場合は、車内やカフェなどで休憩を取ることも。
  • 午後:訪問リハビリ
    午後は2?4件程度の訪問が一般的です。利用者さんの体調や生活リズムに合わせて、訪問時間を調整することもあります。
  • 夕方:帰社・記録・情報共有
    事業所に戻り、午後のリハビリ記録の作成や、翌日の準備を行います。ケアマネージャーさんや他のサービス担当者への報告・連絡・相談(報連相)も重要な業務です。カンファレンス(サービス担当者会議)に参加することもあります。
  • 退勤

もちろん、これは一例であり、事業所の方針や担当する利用者さんの状況によって、1日の流れは異なります。「移動時間が多いんだな」「記録の時間もしっかり確保しないといけないんだな」といったイメージが湧いたでしょうか?

どんな場所へ行くの?訪問先の種類と特徴

訪問STがリハビリを提供する場所は、利用者さんの「生活の場」です。具体的には、以下のような場所が挙げられます。

  • 個人のご自宅(戸建て、マンションなど): 最も一般的な訪問先です。利用者さんの普段の生活環境の中で、より実践的なリハビリ(食事動作、コミュニケーション、環境調整など)を行うことができます。
  • 高齢者向け住宅(サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームなど): これらの施設に入居されている方のご自宅(居室)へ訪問します。施設スタッフとの連携が重要になります。
  • グループホーム: 認知症の方などが共同生活を送るグループホームへ訪問することもあります。
  • 小児の場合は保育園や幼稚園、学校など: 小児の訪問リハビリでは、ご自宅だけでなく、お子さんが日中過ごす場所へ訪問し、集団生活の中での課題に対応することもあります。

訪問先によって、環境や関わる人も異なります。「こんな場所にも行くんだ!」と意外に感じた方もいるかもしれませんね。それぞれの場所の特徴を理解し、柔軟に対応していくことが求められます。

一人で大丈夫?チーム連携とサポート体制

訪問リハビリは、基本的に一人で利用者さんのご自宅へ伺います。「一人で判断しないといけない場面もあるのかな?」「困った時に相談できる人はいるの?」と不安に感じる方も多いでしょう。

確かに、その場で臨機応変な対応が求められることもありますが、訪問STは決して孤立して仕事をしているわけではありません

  • 事業所内での連携: 同じ事業所に所属する他のST、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)と常に情報交換を行います。訪問中に困ったことや判断に迷うことがあれば、電話などで相談することも可能です。定期的なミーティングや勉強会で、知識や技術を共有する機会もあります。
  • 多職種との連携: 利用者さんを支えるためには、医師、看護師、ケアマネージャー、ヘルパー、福祉用具専門相談員など、多くの専門職との連携が不可欠です。電話や連絡ノート、サービス担当者会議などを通じて、密に情報を共有し、チームとして利用者さんをサポートしていきます。

「一人だけど、一人じゃない」それが訪問リハビリのチーム体制です。もちろん、事業所によってサポート体制の充実度は異なりますので、就職・転職を考える際には、どのような連携体制が取られているか、教育・研修制度は整っているかなどを、事前にしっかり確認することが大切です。

言語聴覚士が訪問を選ぶメリットとは?魅力に迫る

訪問STの働き方に興味を持つ人が増えているのには、やはりそれだけの魅力があるからです。「大変そうだけど、やってみたい!」と思わせる、訪問リハビリならではのメリットとは何でしょうか?ここでは、多くの現役訪問STが感じている4つの大きな魅力について、詳しくご紹介します。

やりがいが大きい!利用者さんの生活に深く関われる喜び

訪問リハビリの最大の魅力は、なんといっても利用者さんの「生活」そのものに深く関われる点でしょう。

病院や施設では、どうしても「訓練室」という限られた環境での関わりが中心になりがちです。しかし、訪問では、利用者さんが実際に毎日食事をとる食卓で嚥下訓練を行ったり、家族とコミュニケーションをとるリビングで発声練習をしたり、趣味活動を楽しむ場で高次脳機能訓練を行ったりすることができます。

「先生のおかげで、また家でご飯が食べられるようになったよ」
「家族と話すのが楽しくなった」
「家での役割が持てるようになった」

そんな風に、リハビリの成果が利用者さんの具体的な生活の変化として現れた時の喜びは、何物にも代えがたいものです。利用者さんやご家族との信頼関係も深まりやすく、「あなたに来てもらえてよかった」という言葉が、大きなモチベーションになります。

日々の暮らしに直接貢献できる実感、これこそが訪問STならではの大きなやりがいと言えるでしょう。

自分のペースで働ける?時間の融通と裁量権

訪問リハビリは、病院や施設のように常に集団で動くわけではないため、比較的自分のペースで仕事を進めやすいというメリットがあります。

  • スケジュールの調整: もちろん利用者さんの都合が最優先ですが、訪問時間やルートなどをある程度自分で調整できる場合があります。「この日は午前中に集中して訪問して、午後は記録作業に充てよう」といった計画も立てやすいかもしれません。
  • リハビリ内容の裁量: 利用者さんの状態や生活環境に合わせて、リハビリ内容を柔軟に組み立てることができます。マニュアル通りではなく、「この方には、こんな工夫をしてみよう」といった個別のアイデアを活かしやすい環境です。
  • 移動時間の活用: 訪問と訪問の間の移動時間を、気分転換や次のリハビリの準備、あるいは簡単な記録作業などに充てることも可能です。

もちろん、時間管理能力は必須ですが、「時間に追われるのが苦手」「自分の裁量で仕事を進めたい」という方にとっては、働きやすい環境と感じられるかもしれませんね。

給料は高いって本当?収入面の可能性を探る

「訪問リハビリは給料が良い」という話を耳にしたことがあるかもしれません。これは、一概には言えませんが、その傾向があるのは事実です。

  • インセンティブ制度の導入: 事業所によっては、訪問件数に応じてインセンティブ(歩合給)が支給される場合があります。頑張った分だけ収入に反映されるため、高いモチベーションで働くことができます。
  • 需要の高さ: 高齢化に伴い、在宅でのリハビリ需要は高まっています。そのため、経験やスキルを持つSTは、比較的好条件で迎えられる可能性があります。
  • 管理職への道: 訪問リハビリステーションの管理者などになれば、役職手当がつき、さらに高い収入を目指すことも可能です。

ただし、給与体系は事業所によって大きく異なります。基本給、手当(訪問手当、資格手当など)、インセンティブの有無や割合などを、事前にしっかり確認することが重要です。「インセンティブに惹かれたけど、基本給が低かった…」なんてことにならないように、トータルで判断しましょう。

スキルアップできる?幅広い症例と多角的な視点

「訪問って、学べる機会が少ないんじゃない?」と心配される方もいるかもしれませんが、実はスキルアップの機会も豊富にあります。

  • 多様な疾患・状態への対応: 訪問リハビリでは、特定の疾患だけでなく、脳血管障害、神経難病、認知症、廃用症候群、がん、小児疾患など、非常に幅広い疾患や状態の利用者さんを担当する機会があります。これにより、対応できる症例の幅が広がります。
  • 生活全体を見る視点の習得: 訓練室でのリハビリだけでなく、家屋環境、介護力、利用している社会資源など、利用者さんの生活全体を捉え、多角的な視点からアセスメントし、アプローチする能力が養われます。これは、STとしての総合的なスキルアップに繋がります。
  • 他職種との連携による学び: 医師、看護師、ケアマネージャーなど、様々な専門職と密に連携する中で、自分にはない視点や知識を学ぶ機会が多くあります。

もちろん、自ら学ぶ意欲は不可欠ですが、日々の臨床経験を通して、着実にスキルアップできる環境と言えるでしょう。

知っておくべきデメリットと注意点

魅力がたくさんある訪問リハビリですが、もちろん良い面ばかりではありません。「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、事前にデメリットや注意点をしっかり理解しておくことが大切です。ここでは、訪問STとして働く上で覚悟しておくべき4つのポイントをお伝えします。

移動時間や天候の影響…体力的な負担は?

訪問リハビリは、利用者さんのご自宅へ移動することが前提です。そのため、移動に伴う負担は避けられません。

  • 移動時間の長さ: 担当エリアや1日の訪問件数によっては、移動時間が業務時間のかなりの部分を占めることがあります。「運転が好きじゃない」「移動時間も有効活用したいけど、なかなか難しい…」と感じるかもしれません。
  • 天候の影響: 雨の日も、雪の日も、暑い日も、寒い日も、基本的には訪問は行われます。悪天候の中での移動は、精神的にも体力的にも負担が大きくなります。特に自転車移動の場合は、かなり大変ですよね。
  • 体力的な消耗: 車やバイクの運転、荷物の持ち運び、時には階段の上り下りなど、移動や訪問先での活動は、意外と体力を消耗します。「デスクワークより体力的に楽そうだと思っていたけど、違った…」という声も聞かれます。

体力に自信がない方や、天候に左右されずに働きたい方にとっては、大きなデメリットと感じる可能性があります。

孤独を感じやすい?相談相手がいない不安

基本的に一人で訪問するため、孤独感や不安を感じやすいという側面もあります。

  • すぐに相談できない: 訪問中に判断に迷う場面や、緊急事態が発生した場合でも、すぐに同僚や上司に相談できる環境ではありません。電話などで連絡は取れますが、タイムラグが生じることもあります。
  • 気軽な雑談相手がいない: 病院や施設のように、常に周りに同僚がいるわけではないため、業務の合間にちょっとした雑談をしたり、悩みを共有したりする機会は少なくなります。「一人で黙々と仕事をするのは、ちょっと寂しいかも…」と感じる方もいるでしょう。
  • 責任の重さ: 一人で利用者さんに対応するため、その責任も一人で負う場面が多くなります。プレッシャーを感じやすい方にとっては、精神的な負担になる可能性もあります。

もちろん、前述の通りチームでの連携はありますが、「常に誰かと一緒に働きたい」「すぐに相談できる環境がいい」という方には、少し寂しく感じられるかもしれません。

物品や環境の制約…工夫が求められる場面

病院や施設のように、リハビリに必要な物品や設備が常に整っているわけではありません。限られた環境の中で工夫する力が求められます。

  • 物品の制限: 持ち運べる物品には限りがあります。「あの教材を使いたいけど、持ってくるのを忘れた…」「もっと大きな机があれば訓練しやすいのに…」といった場面も出てくるでしょう。
  • 環境の違い: 訪問先のご自宅は、広さ、明るさ、清潔さ、プライバシーの確保など、環境が様々です。リハビリに適した環境とは限らない場合もあり、その中で最大限の効果を出せるよう工夫が必要です。
  • 衛生面への配慮: 利用者さんのご自宅に伺うため、感染対策など衛生面には特に気を配る必要があります。

「いつでも最適な環境でリハビリをしたい」という理想を持っている方にとっては、もどかしさを感じる場面もあるかもしれません。臨機応変に対応する力や、創造性が求められる仕事とも言えますね。

急なキャンセルや変更…スケジュール管理の難しさ

利用者さんの体調は日々変化します。そのため、急な訪問キャンセルや時間変更が発生することも少なくありません。

  • スケジュールの組み直し: キャンセルが出ると、その時間が空いてしまい、場合によってはスケジュールを組み直す必要が出てきます。移動時間なども考慮すると、柔軟な対応が求められます。
  • 収入への影響(インセンティブの場合): 訪問件数に応じて給与が決まるインセンティブ制度の場合、キャンセルが続くと収入に直接影響が出てしまう可能性があります。
  • モチベーションの維持: 訪問を楽しみに準備していたのにキャンセルになってしまうと、少しがっかりしてしまうこともありますよね。

予期せぬスケジュールの変更に、ストレスを感じてしまう方もいるかもしれません。ある程度の「仕方ない」という割り切りと、柔軟な対応力が求められます。

後悔しないために!自分に合うか見極めるポイント

訪問リハビリのメリット・デメリットを知った上で、「じゃあ、私は訪問STに向いているのかな?」と気になりますよね。新しい働き方に挑戦するのは勇気がいることです。後悔しない選択をするために、自分自身としっかり向き合い、客観的な視点を持つことが大切です。ここでは、あなたが訪問STに向いているかを見極めるためのポイントを具体的にお伝えします。

私は訪問に向いてる?セルフチェックリスト

まずは、簡単なセルフチェックで、あなたの適性を考えてみましょう。以下の項目に「はい」「いいえ」「どちらともいえない」で答えてみてください。

  • □ 一人で行動することに抵抗がない、むしろ好きだ
  • □ 初対面の人や様々な環境に、比較的すぐ馴染める方だ
  • □ 利用者さんの生活や人生背景に深く興味を持てる
  • □ 臨機応変な対応や、工夫することが得意(または好き)だ
  • □ 体力には比較的自信がある方だ
  • □ 時間管理やスケジュール調整は、自分でしっかりできる方だ
  • □ 車や自転車の運転が苦にならない(または免許を持っている)
  • □ 積極的に他職種と連携を取ることができる
  • □ 孤独感よりも、自分のペースで働けることに魅力を感じる
  • □ 報告・連絡・相談をきちんと行うことができる

「はい」が多かったあなたは、訪問STへの適性が高いかもしれません。「いいえ」や「どちらともいえない」が多かった項目は、あなたが訪問で働く上での課題や、乗り越えるべき点を示唆している可能性があります。ただし、これはあくまで目安です。苦手な部分があっても、経験や努力でカバーできることもたくさんありますよ。

情報収集が鍵!リアルな声を聞く方法

自己分析だけでなく、実際に訪問STとして働いている人の「生の声」を聞くことは、非常に重要です。

  • 知人・友人の訪問STに聞く: もし周りに訪問STとして働いている人がいれば、ぜひ話を聞いてみましょう。良い面だけでなく、大変な面も含めて、リアルな体験談を聞けるはずです。
  • 勉強会や研修会で交流する: 訪問リハビリに関する勉強会や研修会に参加すると、他の訪問STと交流する機会があります。休憩時間などに、積極的に話しかけて情報交換してみましょう。
  • オンラインコミュニティやSNSを活用する: 最近では、ST向けのオンラインコミュニティやSNSグループもあります。匿名で質問したり、他の人の投稿を見たりする中で、訪問のリアルな情報を得られるかもしれません。(情報の信頼性には注意が必要です)

様々な角度から情報を集めることで、より客観的に訪問STの働き方を理解することができます。

体験訪問や見学は可能?実際に見てみよう

百聞は一見にしかず。可能であれば、実際に訪問リハビリの現場を見学したり、体験させてもらったりするのが最も効果的です。

  • 見学を受け入れている事業所を探す: 求人情報に「見学歓迎」と記載されている事業所や、直接問い合わせて見学を受け入れてくれる事業所を探してみましょう。
  • 体験訪問(同行訪問): 半日?1日程度、現役の訪問STに同行させてもらい、実際の訪問の様子や業務の流れを体験できる制度を設けている事業所もあります。メリット・デメリットを肌で感じることができる貴重な機会です。

実際に現場を見ることで、「思っていたイメージと違った」「やっぱり私には合っているかも!」といった具体的な感覚を得ることができます。転職を具体的に考える際には、ぜひ検討してみてください。

自分だけで判断できない時は?専門家への相談も有効

ここまで様々な角度から見極めるポイントをお伝えしてきましたが、「それでも、自分に合うかどうか確信が持てない…」「客観的な意見も聞いてみたい」と感じることもあるでしょう。

そんな時は、リハビリ職のキャリアに詳しい専門家に相談してみるのも非常に有効な手段です。

例えば、言語聴覚士の働き方に特化したキャリアアドバイザーなどが在籍するサポートサービスでは、

  • あなたの経験やスキル、価値観、ライフプランなどを丁寧にヒアリングした上で、訪問リハビリという働き方が本当にあなたに合っているのか、客観的な視点からアドバイスをくれます。
  • 訪問リハビリのメリット・デメリットについて、より詳しい情報や、業界のリアルな動向を教えてくれます。
  • もしあなたが訪問リハビリに挑戦したいと考えた場合、あなたの希望に合った事業所(給与、休日、サポート体制、雰囲気など)の求人情報を紹介してくれたり、見学や面接のアレンジをしてくれたりします。
  • もちろん、「やっぱり訪問は合わないかも」と感じた場合でも、他のキャリアパスの選択肢を一緒に考えてくれます。

こうした専門のキャリアサポートは、多くの場合無料で利用できます。「まだ転職すると決めたわけじゃないんだけど…」という段階でも、気軽に情報収集や相談をしてみることで、あなたのキャリア選択の視野がぐっと広がるはずです。一人で悩まず、プロの力を借りることも検討してみてくださいね。

訪問STという選択肢、あなたの可能性を広げるために

今回は、「訪問STって実際どうなの?」という疑問にお答えするため、その働き方の基本からメリット・デメリット、そして後悔しないための見極め方まで、詳しく解説してきました。

訪問リハビリは、利用者さんの生活に深く寄り添い、日々の暮らしを直接サポートできる、非常にやりがいのある仕事です。自分のペースで働けたり、高い収入を得られたり、幅広いスキルが身についたりと、多くの魅力があります。

一方で、移動の負担や孤独感、環境の制約、スケジュール管理の難しさといった、大変な側面があるのも事実です。

大切なのは、これらの光と影の両面を理解した上で、「自分にとって、訪問STという働き方は合っているのか?」を冷静に見極めること。

この記事で紹介したセルフチェックや情報収集の方法、そして専門家への相談などを活用しながら、あなた自身の価値観やライフプランと照らし合わせて、じっくり考えてみてください。

もし、「挑戦してみたい!」という気持ちが固まったなら、それはあなたのキャリアにとって素晴らしい一歩となるでしょう。たとえ「やっぱり違うかも」と思ったとしても、訪問リハビリについて深く知った経験は、今後のキャリアを考える上で必ず役に立つはずです。

訪問STという選択肢が、あなたの言語聴覚士としての可能性をさらに広げ、より充実した未来へと繋がることを願っています。


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